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2017年3月16日木曜日

シキカネの構成メンバー

シキカネはグループです。
個性の違う人間の集まりです。


シキカネの「白金師」野口・・・日本古来方伝わる彫金の技法を用いる職人 金属に対する探究心と創意工夫で、未だに表現の幅を広げている。



 シキカネの「ジュエラー」尾崎・・・ブライダルジュエリー等を手がけるブランドで長年修行を積んだ。仕上がりの美しさは折り紙付き。



シキカネの「デザイナー」土居・・・長年アミューズメント業界でデザインを行っていた異色のデザイナー。



 シキカネの「ユニバーサルデザインナー」野口・・・長年義肢装具士として人間の体に向き合ってきた経験から、ジュエリーの世界にアプローチ。


シキカネ名前の由来

金属には様々な色があります。

単一の金属が持つ色もありますし、
合金がつくりだす色もありますし、
科学変化により金属の色を変化させる技法もあります。

私たちは金属相手に仕事にしている中で、
金属の可能性に広がりを感じています。
特に、金属の色の豊かさには驚きます。

シキカネという名前には、色金
金属の色という意味を込めています。

金属の色の面白さ、皆さんにも感じていただけたら幸いです。

2017年3月15日水曜日

二人の絆 ギメルリングのペアリング

まるで知恵の輪のように重なり合ったリングは身につけると、一体化して一つのリングのようになる、不思議なリングです。
ギメル=双子 が名前の由来、中世ヨーロッパでは結婚指輪として流行しました。



なかなか手に入れることができないギメルリング。
二人の絆の証にいかがでしょうか。


かわいい胴のマスコット「葉っぱ人」

まるで枯れ葉のような色合い。
これは胴の色です。

複雑な色合いは自然のもつ有機的な表情。

私たちに話しかけてきそうなフォルム。

これは、職人たちの工房に住む金属の妖精??






石目のリング

石目のリングをご紹介します。

こちら、シンプルなリングですが、大変細かな作業を施しております。



「石目」と呼ばれる技法です。
タガネという道具を、リングの表面にあて、上から槌でたたいて、リングの表面に小さな凹みをつけていきます。
ザラザラに見えるこのリングの表面は、拡大すると無数の細かな凹みでできていて、
それらは一つ一つ手作業でつけられているのです。



タガネ↓



タガネの表面は、ジュエリーと同様に鏡面に磨かれており、
その美しく磨き上げられたタガネで作られる石目もまた、一つ一つの凹みは
キラリと輝く鏡面仕上げになっているのです。

金属の輝きが乱反射して、まるで小さな宝石のような輝きです。

















シンプルな中に、職人の技が光る、特別なリングを是非あなたに。






金属七変化〜煮込み〜

今回は金属の煮込みについてご紹介します。

「煮込み?金属をお野菜みたいにお鍋で煮るの?」

そうです、お鍋で煮るのです。

目的は、色を変化させるためです。

特別な薬品で煮込むことにより、酸化被膜が形成され、
色が変化します。被膜の効果で、耐候性も上がります。

さらに、合金の金属の割合を変えることにより、
本当に様々な色の金属を作り出すことが可能です。



金、銀、銅、赤銅(しゃくどう)の木目金

赤銅ー銅と金の合金。’煮込み’による色上げで写真のような赤紫がかった黒色に変化します。



色上げは薬品で煮込んでしまえは誰にでもできるのか?と言ったらそうではありません。
金属の表面を磨き、完全に脱脂しておく必要がありますし、目的の色で留めるには、煮込みの時間の調整で色を留めるタイミングがありますし、薬品の調合の知識も必要です。

手間がかかりますが、その分他のジュエリーにはない表現のものが出来上がります。

木目金のリング

今回は木目金のリングの紹介をいたします。

木目金(もくめがね)
色味の異なる金属を何層にも加熱圧着し、彫りや捻りを加えて木目模様に仕上げた金属です。
大変高度な技術と、手間が必要なものです。

偶然が生み出す模様は、世界に一つのものです。


この技術は日本発祥の伝統技術と言われています。
江戸時代に、装飾品としての価値を高めた刀剣の
鍔(つば)や小柄(こづか)の部分に使われていました。

刀剣の職人が作る、正統の木目金のリングは
特別なジュエリーです。