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2017年3月15日水曜日

金属七変化〜煮込み〜

今回は金属の煮込みについてご紹介します。

「煮込み?金属をお野菜みたいにお鍋で煮るの?」

そうです、お鍋で煮るのです。

目的は、色を変化させるためです。

特別な薬品で煮込むことにより、酸化被膜が形成され、
色が変化します。被膜の効果で、耐候性も上がります。

さらに、合金の金属の割合を変えることにより、
本当に様々な色の金属を作り出すことが可能です。



金、銀、銅、赤銅(しゃくどう)の木目金

赤銅ー銅と金の合金。’煮込み’による色上げで写真のような赤紫がかった黒色に変化します。



色上げは薬品で煮込んでしまえは誰にでもできるのか?と言ったらそうではありません。
金属の表面を磨き、完全に脱脂しておく必要がありますし、目的の色で留めるには、煮込みの時間の調整で色を留めるタイミングがありますし、薬品の調合の知識も必要です。

手間がかかりますが、その分他のジュエリーにはない表現のものが出来上がります。

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